瓦屋根のお家は、屋根漆喰と外壁塗装の点検はマストです。

毎年点検来てくれてありがとう

Y様のお宅にお伺いするのは3年目なのですが、今年も森がお伺いさせていただきました。
工務店さんにご依頼いただいて点検に伺っていることもありますが、お宅に行くと、いつも「よく来てくれたなー」と温かく向かえてくださる、気さくなご夫妻です。

今年は、去年から気になっていた、屋根の漆喰の劣化がさらに進んでいたので、お写真も交えてご報告しました。
「そろそろしないといけないと思ってた」と、森が点検に行くのを待っていたように言ってくださって、工事のご依頼を頂きました。

施工前

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漆喰劣化が多数見られました。

工事前に点検時した際、漆喰の劣化が多く見られました。
壁際の漆喰がボロボロになっていたり、大屋根の棟全体が黒ずんでカビが生えたり劣化していたので、棟の積み替え工事を提案しました。

今回の工事は、大屋根の棟全部の工事でした。大屋根に少しずれて2本の棟があることを「棟違い」と言います。どちらの棟も積み替えをしました。

Y様邸基本データ

住所	兵庫県小野市
築年数	20年
工事費用	27万円
工期	約2日
工事内容	大棟積み替え工事（バラシ、強化棟施工、なんばん、七寸丸積み直し）、壁際漆喰工事

施工中

工事前、現状確認

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点検時には、屋根に登り各所を点検します。
去年より気になっていた漆喰の劣化が今年はさらに進んでいました。本来真っ白なはずの漆喰が、色がグレー系変わったり、カビが生えて真っ黒になったりしています。

翔飛工業では、点検時に各箇所の写真を撮って、点検が終わった後にはお客様に報告のために診断書と写真でご説明をします。必要な場合は後日調査報告書をお持ちすることもできます。

大棟積み替え

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①既存棟バラシ　強化棟施工
　もとの棟を潰して新しく積み直しします。丸い瓦（七寸丸）は外していったん避けておきます。　古い瓦屋根には土葺きになっているものが多いのですが、今回は既存の土を取り除いて、棟を支える金具を設置します。

②木材（寸三）新設
　強化棟という金具の上に、木材を設置します。

③なんばん施工
　木材と金具を覆うようになんばんを施工します。漆喰のように固まるとカチカチになります。

④七寸丸積戻し
　先にのけておいた七寸丸（棟の上の丸い瓦）を積み戻します。

施工後

無事工事完了！

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①大屋根全体です。棟を積み替えて、劣化していた部分が綺麗に改修されました。

②大棟の棟違い部分です。汚かった漆喰を剥がし、新しい漆喰を塗り直ししました。

③壁際の漆喰も古いものを剥がして（職人ははつり、と言います）、新しい漆喰で仕上げました。真っ白で気持ちいいです！

瓦の表面は少し黒くなっていますが、これはいぶし瓦の特性で、灰汁が出てきています。現状、瓦の傷みはなく問題ないので、このままの瓦で復旧しました。むやみに葺き替えなくても、部分補修で維持することもできます。