施工事例

加古郡稲美町 I様邸 リフォーム◆雨漏り修理 軒天補修工事 屋根工事

  • 住所:加古郡稲美町
  • 工事費用:約86万
  • 築年数:40年
  • 工期:約10日間
  • 工事内容:雨漏り修理 軒天補修工事 野地板取替え 垂木補修 瓦差し替え 葺き戻し ルーフィング 桟木

加古郡 I様邸
雨漏りの修理をご依頼いただきました。
昔ながらの日本家屋、大きなお宅です。

母屋ではなく、はなれの雨漏りについてご相談いただきました。
大きな原因としては、軒先の瓦割れと野地の腐食が第一の原因で、
そして第2の原因としては屋根の棟の劣化にも雨漏りの可能性があるようでした。

今回のお客様のご要望は、部分補修でした。
ゆくゆくはこのはなれは建て直しをするかもしれないので、
ひとまず今住むのに困っている部分だけを補修したいということでした。
近々大切なお客様がご来訪されるご予定だそうなので、
綺麗なおうちでお迎えしたいという想いもお伺いしました。

軒先から雨漏りしている箇所が5ヶ所あったので、それぞれの箇所に合わせて補修を行いました。
棟部分も怪しい箇所はありましたが、お客様のご希望に沿い、
今回は軒先の部分補修をさせていただき様子をみることになりました。
工事個所

※写真をクリックすると、画像が拡大されます

【軒天補修工事(軒天腐食 軒先 野地張り替え 垂木補修 抱き合わせ)】

①工事前の破損している状況です。屋根瓦が割れて落ちてしまい、下地の土が見えて穴が空いてしまっています。

②こちらも軒先の気が朽ちてしまい、完全に穴があいてしまっている状況です。

③瓦が割れています。上部に欠けている部分があるのがわかるでしょうか。昔の瓦屋根では鉄釘というものを使用していたのですが、この鉄釘が錆びて膨張などにより瓦が割れ、その隙間から水が入ってしまったようです。
瓦の下には土、その下には野地板という木材の板が敷いてあります。その野地板が雨水の侵入により腐り、軒先にまで水がまわってしまったため軒天に穴があいています。

④補修前の屋根の上から見た瓦の状況です。軒先(写真上部)の瓦がズレて割れているのがわかります。


【瓦撤去→軒先補修(垂木補修、野地板交換)】

①まず、傷んだ部分のまわり2メートル四方ほどの瓦を一旦撤去。

②瓦の下の土を撤去すると野地板が見えてきました。

③ここからは大工さんにバトンタッチです。
 屋根の骨格部分である、軒先や垂木という野地板を支えている木材を交換、
 もしくは「抱き合わせ」と言って元の柱部分を残しながら補強する方法で直します。

④軒先と垂木の補強が出来たら、野地板を張ります。


【軒天補修→瓦差し替え、既存瓦葺き戻し】

①軒天(軒先の天井)部分を張って補修完了です。ここまでが大工さんのお仕事です。

②③次は屋根職人の出番です。
 野地板にルーフィング(防水シート)を張って、その上に桟木、なんばんを施工します。
 通常、新しい屋根の場合なんばんは入れないのですが、
 今回はまわりの古いの瓦に土が入っていて高さが変わってしまうので、
 高さを合わせるためになんばんを入れています。
 割れている箇所の瓦は新しく差し替え、割れなどがなくまだ使える瓦は葺き戻しをします。

④瓦を差し替えて葺き戻しも完了しました。
 屋根に穴や瓦の割れもなく、下地も補強されて、これで雨漏りの心配はありません!