その種類と特徴

外壁塗装に使われる塗料は大きく分けて「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」4つの塗料があります。この「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」というのは塗料の材料として使われている合成樹脂を指しており、塗料の耐久性を決める非常に重要な要素となります。また外壁塗膜がしっかりしていると、外壁の素材自体を守る事ができるので、建物の耐久性を上げることができます。その他にも外壁の塗膜がしっかりしている事で、クラック（ひび割れ）などの不具合が起きにくい外壁となり、隙間風等を無くすことで省エネ効果を高めることができます。

■アクリル塗料
低価格な上に発色がよい塗料です。ただ耐久性は低く「数年持てばいい」といった期間限定の建物などに使われることがあります（耐久年数5～8年程度）。そういった建物の運用をしたい方、低価格を活かして、塗り替えを何度も行いたい方にはオススメです。

■ウレタン塗料
木から金属まで塗る場所を選ばない万能塗料で、環境と立地によってはそれなりの耐用年数も期待できるという特徴があります（耐久年数7～10年程度）。

■シリコン塗料
最も一般的で耐用年数もそれなり長いことから数多くの建物に使われてきました（耐久年数10～13年程度）。最近ではシリコン以上に耐用年数が長く、費用対効果が優れるラジカル制御型のハイブリッドが登場したため、使用する家庭が減ってきました。

■フッ素塗料
高価でありながらも、頻繁に塗り替えができないビルやマンションといった建物に利用され、耐候性と寿命の長さがしっかりと証明されています。東京スカイツリーの塗装にも使われた実績があります（耐久年数13～15年程度）。

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