費用工期
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谷とは?施工手順などわかりやすく解説!
【谷とは?】
谷とは屋根面と屋根面のつなぎ目部分をいいます。
屋根の上にあるため普段はなかなか目にする機会がありませんが、雨から家を守る非常に重要な部分でもあります。
上記の写真でいうと黄色線の部分になります。
谷は板金も傷みやすく、雨漏りの原因になりやすいです。建物内部に雨水が入り込まないための施工部分を、雨仕舞(あまじまい)といいます。
この部分に取り付けられている谷板金の劣化が、雨漏りの原因のほとんどです。ここに雨水が一番貯まりやすいので、一番劣化しやすいのです。
【谷から雨漏りする原因とは?】
谷から雨漏りする原因は大きく分けて下記の2つです。
・谷板金がサビて穴が開いてしまう
※経年劣化だけでなく酸性雨などの影響もあります
・ゴミが溜まっており、流れ込んだ雨水が排水されず逆流してしまう(オーバーフロー)
【谷は何で出来ているの?】
昔、谷板には銅板金を加工したものがよく使われていましたが、銅板は時間の経過とともに酸化によって色が緑青色に変化してしまいます。銅の酸化が進むと、色は赤褐色 → 褐色 → 暗褐色 → 黒褐色 → 緑青色というように変化していきます。
上記の写真は、屋根に銅板を使用しています。
酸化によって色が緑青色に変化していることが分かります。
ちなみにアメリカのニューヨークにある自由の女神も緑青色ですが、同じ原理だそうですよ。
近年では銅製の谷板は穴が空きやすいことから、ステンレスやガルバリウム鋼板が使用されています。
【ガルバリウム鋼板とは?】
米国のベスレヘムスチール社で開発されたアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板です。アルミニウムの長期耐久性と耐熱性に、亜鉛のガルバニックアクション(犠牲防食作用)を合わせもつため、使用環境により、亜鉛鉄板の約3~6倍の耐久性が期待できる優れた表面処理鋼板です。特に海岸地域や工業地域の厳しい環境の中でその特性を発揮します。
【谷入れ替え工事と棟工事を一緒にする理由】
最近、棟工事と谷工事を一緒にされる方が増えています。それはなぜでしょうか...?
実は...
谷工事をするときに、棟の一部を取り外すからなんです。
つまり、どうせ取り外すならついでに気になるところも直してもらおう!ということですね。
2つの工事を同時に行うと、足場の設置は一度で済みますので費用の節約になります。
気になるところがあれば、同時に工事するのがおすすめです。
【谷入れ替え工事の手順】
〈既存谷板金撤去〉
谷板周辺の瓦を取り外し、付いている谷板金を取り除くきます。
〈ルーフィング工事〉
新しく谷板を取り付ける部分に防水下地材(ルーフィング)を取り付けます。
ルーフィングシートは雨から最終的に屋根を守る重要なシートです。
〈谷板金工事〉
ステンレスもしくはガルバリウム鋼板でできた新しい谷板金を取り付けます。
〈瓦葺き直し〉
周囲の瓦を葺き直して完了です。
【まとめ】
雨漏りの原因第一位の谷部。
雨が多くなる季節の前に点検をしておけば、雨漏りのリスクを大幅に減らすことも可能です。
定期的に塗装をすることで、サビによる腐食を遅らせることができます。
大規模な工事になる前に定期的なメンテナンスを行うことをおすすめします😊
弊社は調査・お見積り・工事内容など、ひとつひとつご納得頂いた上で工事させていただきますので安心してお任せください!
加古川・高砂・姫路・明石・神戸・三田・宝塚・尼崎・小野・三木・その他周辺エリアを対象に、屋根カバー工事・屋根修理・雨漏り工事・外壁塗装・葺き替え工事・その他リフォームを行っております。
受注から施工まで全て自社で行うため、適切な料金で工事がご提案できます。調査・ご相談・お見積りの費用もかかりません。アフターフォローも無料で対応いたします。
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基本データ
工事内容 | 谷の入れ替え |
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